12月29日(日) 美波町のアオリ・落とし込み釣り

今日は〇〇回目の誕生日。


何かが起こる?12月29日。

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思い起こせば12年前のこの日から

まだ世に知られておらず 仕掛けや専用タックルもなかった

「落とし込み釣り」が始まった。

仕掛けも試行錯誤しながら自分で作り

釣り方も船頭さんと一緒にいろいろ考えたものだった。


季節風吹荒れる真冬のこの時期に

この日は不思議なことに13年連続出船中止なし。


今年の釣り納めも 八千代丸で。



つい先日まで ブリが回ってきていないようだったので

手ごわいアオリ一本勝負のつもりでメンバーの方々にお知らせしていた。


数日前からベイトのナブラが見つかったようで

今日のメニューは「アオリのちブリ」の2本立てでいくことに


目標はキロアップのアオリとメーターサイズのブリ。


6時30分 出船。

昇る朝日に大漁を祈願。



まずはアオリから。


ブリのポイントへ向かう道中でアオリを狙う。


釣り開始早々から もやッとした感触のアタリ。


反射的に即合わせ!


ウィーン ウィーンとアオリ独特の引きを楽しんでいると

竿先のテンションが抜けた。


1日にわずかしかないアオリのアタリをとらえ損ね

フッキングがうまく決まらず アオリ途中下車。


アジは無傷のまま戻ってきたので 合わせが早すぎたのかも。



バラシを引きずらないように

気を取り直して 次のアタリにそなえる。


個体数も減り 活性も低いこの時期

釣れれば2キロ近くに成長した大物をキャッチできる可能性もあるが

外せば限りなくボーズに近づいてしまう。


船頭さんからは

「ピンポイントで当てていくので気を抜かないで」とのアドバイス。


僅かな竿先の変化を見逃さずアオリのアタリをキャッチ。 



一杯釣れて ホッと一息。

でも かなり小振り。


他の方もアオリを揚げているが

どれもサイズが小さ目。

潮が効いてないのか?


今度も竿先に持たれるような感触。



サイズアップ成功の♀キロサイズ。


同時期なら成長の速い♂の方が♀より3割ほど大きい。



狙いはさらなる大物。


しかし その後はアタリなし。


10時までアオリやって 船中7杯(+_+)


ぼちぼち 魚狙いに切り替えますか。



道具を変えてくださ〜い。


80mラインのアジベイトを狙うのか

120mラインのサバベイトを狙うのか


深場のサバナブラにはサメが付いているようで

掛かったサバやブリを横取りされるという連絡もあったので

アジベイトのポイントですることに。


本日の秘密兵器。



この何の変哲もないアミエビが

ブリを呼ぶ。


これまでの落とし込み釣りのやり方では

ほとんどベイトが掛からないということで

アミカゴを付けて中型アジを掛ける作戦。


アミを撒けば すぐにアジが掛かるというほど単純なものではない。

いくつかの大事なポイントをきちっとしないと

アジを掛けることができず スタートラインに立てない。


私をはじめメンバー全員このスタイルの釣りは初めて。

考えうる大事なポイントをみなさんにレクチャーして いざ釣り開始。


ベイトのアジは掛かりにくいが

プルプルっとベイトが掛かれば百発百中で本命がヒットする。



お久しブリです。


まわりの船でも常に誰かが竿を曲げている状態。



清和丸Vの大船頭さんから

今回の釣行に関して たくさんのアドバイスいただきました。

ありがとうございます。

おっしゃる通りでした。


いいベイトの群れに当たると

3人4人と同時ヒット。



船上は まさに戦場と化す。


揚がってくる魚のサイズは

90cm前後のブリが3割

70〜80cmのメジロが7割といった感じ。


風も収まり 暑くなってきた。

皆さん防寒着を脱いでの釣り。



波の高さ0.1m 

真冬のべた凪は珍しい。


底で魚が付いたと思ったら



コイみたいな珍魚 ひげが立派なオジサン。


続いて変顔魚のチャンピオン



幻の高級魚 アカヤガラ

大きいものだと とれとれ市場では

一本5〜6000円!?の値がついているとか。


上から 小アジを付けて落としても釣れないことはないが

スカ流れになることが多く

釣れてもメジロサイズ。


落とし込みでアジベイトを掛けることができれば

そのまま持っているだけで

必ず本命がヒットしてくる。



今度もなかなかいい引きしている。

メジロだったらスイスイ揚がってくるのだが

ブリサイズになると一筋縄ではいかない。



細長いブリだった。


すぐ後ろでは 大物と格闘中

水面を割って出てきたのは…なんですか それ。



130cmのオオニベ。


14時を回って 船頭さんより

「次の流し 最後にしまーす。」



最後の流しで一匹 釣ったところで

本日の釣り 終了。


ポイントをあとに



風も波もなく 真冬とは思えない釣り日和だった。

冬の釣りは天候に恵まれるかどうかが釣果に直結する。

波風の影響を受けることなく1日釣りができたことに感謝。


港ではいつものメンバーがお出迎え ニャー



ニャーンパーンチ!


普段は偏る釣果も 6人全員猛打賞で 合計24本。

魚狙って釣りをしたのは 実質4時間。

アオリせずに1日やっていたら

一体どれだけ釣れていたんだろう。



久々のブリ祭りで みなさんクーラー満タン。

2本持ちすると 手がプルプル



アオリは予想通りきびしかったが

ブリは想定外 まさかの爆釣で いい釣り納めとなった。



本日の釣果 アオリイカ 2杯
        メジロ〜ブリ 6匹 など


当HPをご覧のみなさん
同行していただいた釣り師のみなさん
メールやブログでコメントを下さったみなさん
また,釣り場でお会いして声を掛けてくださったみなさん
そして,何より楽しい釣りをさせいていただいた船頭さん

本年度も大変お世話になりました。
これからもよろしくお願いいたします。
来年度もみなさんにとって大物・大漁の一年でありますように。


今年から年賀状を出さないことにいたしましたので
これを新年のご挨拶とさせていただきます。